【FTB Academy】#5 相棒を乾式製錬炉で鋳造する(後編)【Minecraft】

初心者に捧げるModpack【FTB Academy】を解説していきます。

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前回は大量の鉱石を地下で採掘した他、今後の精錬で多用する乾式製錬炉の建造を行いました。今回は乾式製錬炉を使って鉱石を精錬する所から開始します。

ツールを金属製に強化する

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前回建造した乾式製錬炉の稼働には溶岩が必要です。【Seared Tank】に溶岩入りバケツを右クリックして、溶岩を搬入しましょう。

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ちなみに、【Seared Tank】は破壊しても中身を保持することができます。溶岩源が遠い場合は【Seared Tank】を持っていくと良いでしょう。

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これで金属を精錬することができるようになりましたが、今ある設備では金属をツールパーツにすることができません。融解した金属を任意の形に鋳造するためには、専用の型を作る必要があります。

今回のクエストでは、粘土製と金属製の2種類の型を作成します。

《和訳》
乾式製錬炉ができたからには、実際に溶融金属を扱う手段が必要になります。
金属製のツールパーツは溶融金属を【Cast】に注ぎ込むことで作られます。【Cast】は融けた粘土か金をツールパーツに注ぐことで作られます。

【Clay Cast】は非常に安価ですが、一度使うと壊れてしまいます。【Clay Cast】は少数のツールパーツを作成したい時に使用したくなるでしょう。
金、またはアルミニウム黄銅の【Cast】はより高価ですが、決して壊れません。こちらはインゴットの金型として特に役立ちます。

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それでは最初に粘土を乾式製錬炉に投入します。
乾式製錬炉でアイテムを融かす場合、アイテムに応じた時間がかかります。かかる時間はアイテムごとに設定された融点で決まるため、気になる方はJEI上で【Smeltery Controller】を右クリックしてレシピを確認して下さい。

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融けた粘土は適当なツールパーツか【Sharpening Kit】、もしくはインゴットの形をしたアイテムに流し込みます。流し込み方は、上記のアイテムを右クリックで【Casting Table】にセットして後に【Seared Faucet】を右クリックです。

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完成しました。【Casting Table】を右クリックして型を回収しましょう。

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折角ですので、作成した【Clay Cast】で鋳造を試してみましょう。乾式製錬炉では鉱石を融かすことで、インゴット2つ分の溶融金属を手に入れることができます。

このように、一つの鉱石から複数の金属インゴットを生産することを鉱石倍化と呼びます。鉱石倍化は、大量の金属を消費する工業Modを攻略する上で必須テクニックですので、是非とも覚えておきましょう。

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融解金属が完成したら、【Clay Cast】に流しこみます。

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アイテムが完成すると同時に、【Clay Cast】は消滅してしまいます。作成の手間を考えると、多少コストが高くても後述の金属製【Cast】を使うことをお勧めします。

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金属製【Cast】の作成には、【Aluminum Brass】1インゴット分か金インゴット2個分の金属が必要です。今回は折角ですので、【Aluminum Brass】を作成してみましょう。

【Aluminum Brass】はアルミニウム3:銅1の割合で融かした時に作成できます。

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二種類の溶融金属が乾式製錬炉に存在する場合、少しずつ混ざって合金に変化します。合金になる組み合わせはJEIから確認できます。

*注意*
この合金化は、乾式製錬炉内に特定の組み合わせの溶融金属が発生した瞬間から進行します。そのため、「鉱石を適当に精錬したら合金になってしまった」「割合を間違えて片方の金属が中途半端に余ってしまった」といった合体事故が後を絶ちません。一度作成した合金を戻すのは【FTB Academy】でも大変で、Mod環境次第では二度と戻せません。基本的には一度に一種類の鉱石を精錬するように気を付けて下さい。

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これでツールパーツの【Cast】も完成しました。
クエスト達成です。

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それでは、いよいよツールを金属製に強化しましょう。今回使う素材は、安価で性能の高い青銅を採用します。青銅は銅3:錫1の割合で鉱石を乾式製錬炉で融かすことで入手できます。

ちなみに、乾式製錬炉では内部に複数の溶融金属がある場合、一番下の液体が搬出されます。別の金属を搬出したい場合は、搬出したい液体をクリックして一番下に持ってきて下さい。

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作成済みツールのパーツを取り換える場合は、【Tool Station】の中央にツールを、それ以外の場所にパーツを置くことで改造できます。組み込んでいたパーツは戻ってこないため気を付けて下さい。

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さて、次のクエストは【Tool Forge】の作成です。【Tool Forge】では、今までの【Tool Station】では作れなかった強力なツールを作成できるようになります。

《和訳》
【Tool Forge】は全ての【Tinkers’ Construct】のツールを作成できます。

このクエストでは、どの素材で作った【Tool Forge】でも受け付けられます。

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【Tool Forge】の作成には、【Seared】系ブロック3個と適当な金属ブロック4個、【Tool Station】が必要です。【Tool Forge】の見た目は使用する金属ブロックによって変わります。

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【Tool Forge】が完成しました。作成可能なツールが一気に増えました。

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ちなみに、このクエストの報酬は選択式です。レッドストーンとラピスラズリのどちらか好きな方を選べるため、足りない方を選びましょう。お勧めは【Luck】の【Modifier】に使えるラピスラズリです。

ついでに先程クエスト報酬として手に入れた【Obsidian Sharpening Kit】と火打石をツールと一緒にセットして、採掘レベルを【Cobalt】に強化しておきましょう。このように特定のアイテムと一緒にツールをセットすることで特殊な効果【Modifier】を付与することができます。

多くの【Modifier】はツールの改造スロットを消費するため、好きな【Modifier】を無限につけることはできません。【Tinkers Tool Leveling】というModが導入されている場合はツールを一定以上使用するとスロットが増加するため、計画的に【Modifier】を付けていくと良いでしょう。

今回付けた【Modifier】は【Fortified】というもので、採掘レベルをSharpening Kitの素材と同じにすることができます。上手く使えば採掘レベルと素材効果のいいとこどりができる上、この【Modifier】はスロットを消費しません。

ここからは、【Tinkers’ Construct】の中でも個人的に気に入っているツールを紹介します。何から作れば良いか迷っている初心者の方の参考になれば幸いです。

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最初に紹介するツールは【Mattock】です。農作業に特化したツールであり、これ一本で斧・シャベル・クワの三種類のツールとして扱えます。砂や砂利といった一部ブロックには破壊適正がないものの、普段あまり使わないツールを一本に束ねられるのが便利です。

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次に紹介するツールは【Cleaver】です。この大剣は高耐久・高火力の近接武器で、消費に見合うだけの攻撃力があります。攻撃速度がやや遅めなため、一撃必殺を心掛けて戦うと良いでしょう。デフォルトでついてくる【Beheading Ⅱ】は、倒したモブの頭を確率でドロップさせる効果があります。

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最後に紹介するツールは【Shuriken】です。主に中距離から投擲して敵にダメージを与える投擲武器で、圧倒的な射撃速度を誇ります。ただし、火力が控えめな上に耐久力が非常に低いという欠点があるため、このままでは使いづらいです。

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そこで、黒曜石と適当な【Cast】を組み合わせて【Reinforcement】を作成します。

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【Reinforcement】は【Reinforced】のModifierを付与することができ、一枚積む毎に耐久力の消費を20%の確率で無効化してくれます。5枚積めば完全に壊れなくなり、いくら使っても消耗しなくなる強力なModifierです。

本来初期状態では【Reinforced】を3枚までしか積めません。そこで二箇所のパーツを紙製にすることで、改造スロットを追加する【Writable】を付与して強引に作成します。

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これで手裏剣の耐久力が無限になりました。残弾が無限で攻撃速度も速いため、モンスターの露払いに最適です。将来的にレベルアップしたら、他のModifierも積んでいくと良いでしょう。

乾式製錬炉を自動化する

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【Ingot Cast】を量産して、一度に沢山のインゴットを鋳造できるようにしました。しかしながら、インゴットを鋳造する度に一つずつ取り出すのは手間ですし、逐一金属を流し込むのはもっと面倒です。今後の工業化を後押しするためにも、今から乾式製錬炉を自動化しておきましょう。

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先ずは金属の搬出入を自動化しましょう。精錬したいアイテムの搬入や【Casting Table】の完成品搬出にはホッパーが有効です。今回は【Tinkers’ Construct】で追加される廉価版ホッパー【Wooden Hopper】を採用します。

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【Smeltery Controller】に【Wooden Hopper】を設置しました。【Wooden Hopper】は安価ですが性能も控えめですので、資材が揃い次第強力な搬入手段に入れ替えましょう。

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また、【Seared Faucet】は右クリックだけでなくレッドストーン信号を入力することでも液体を搬出できます。そのため、クロック回路を使えば金属の融解・鋳造・搬出まで全自動で行うことも可能です。

ただし、画像の方法はあまりスマートな方法ではありません。今後攻略を進めることで、1ブロックにクロック回路を圧縮したブロックも作成可能になるため、そこまではこの回路で我慢しましょう。

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またクロック回路による自動搬出には、少し注意が必要です。
乾式製錬炉内の金属が十分に無い場合、画像のように溶融金属の注ぎ込みが途中で止まってしまう事があります。

この場合、中身を諦めて【Casting Basin】を破壊するか、【Seared Faucet】【Seared Tank】を駆使して金属を回収するしかありません。いずれにしても面倒ですので、金属の残量には注意して下さい。

おまけ・Tinkers’ Construct おすすめ素材集

ここからは、筆者が独断と偏見で選んだ【Tinkers’ Construct】のおすすめなツール素材とModifierを紹介していきます。もちろん、Modの構成次第では他の組み合わせの方がずっと強力かもしれません。是非自分だけのツールを探求して下さい。

序盤のお供に Flintツール

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Flint Tool Head】【Wooden binding】【Wooden Tool Rod
最序盤を凌ぐ際に有用なツール素材です。特に金属を入手できるまでが長い、スカイブロックのような過酷な環境で強みを発揮できます。入手できた資源に応じて、【Tool Binding】を紙やサボテン、骨に換装するのも良いでしょう。

地下探検用 Bronzeツール

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Bronze Tool Head】【Bronze binding】【Bronze Tool Rod

主にネザー突入までの地下探検で使えるツール素材です。素材が比較的入手しやすい上に採掘性能が高く、素材特性にもクセが無いため使いやすいです。気になる素材特性がある場合は【Tool Binding】を換装してみるのも良いでしょう。【Obsidian Sharpening Kit】と組み合わせると採掘レベルが【Cobalt】になるため、ネザー探索に持ち込むことも可能です。

これより上位の素材として【Knightslime】がありますが、あちらは合金作成がやや面倒で採掘速度も少し下がります。

最強ツール?! Cobalt Ardite Manyullynツール

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Manyullyn Large Plate】【Manyullyn Large Sword Blade
Cobalt Tough Tool Rod】【Ardite Tough Tool Rod

ネザーで入手できる鉱石とその合金を使った最高級ツールです。【Cobalt】は採掘速度、【Ardite】は耐久力、【Manyullyn】は攻撃性能に優れます。素材の性能を最大限発揮するため、どのパーツにどの素材を採用するかが腕の見せ所です。

実はMod環境次第ではこれが最強という訳ではなく、さらに強力なツール素材が追加されることがあります。例えば強欲の名を冠する凶悪なModの素材がそれに当たりますが、少なくともこのModpackで心配する必要はありません。

黄昏の森の決定版 Knightmetalツール

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Knightly Tool Head】【Steeleaf Binding】【Knightly Tool Rod

【The Twilight Forest】を導入している環境で使用できる素材を使ったツールです。黄昏産の素材は全体的に性能が高く、終盤まで利用できるポテンシャルを秘めています。特に【Knightmetal】は高い採掘レベルと採掘速度を両立できるため、ツルハシの素材に最適です。

数少ない弱点として素材を調達しにくい点が挙げられますが、【Steeleaf】の素材特性に「ホットバーに【Steeleaf】がある時、耐久力を高速回復」というものがあるため死角がありません。

おすすめModifier集

ここからは、どの環境でも役に立つ【Modifier】を紹介します。

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【Luck】:幸運のようにドロップ率が上がる
シンプルにして強力。三段階目までありますが、一つ分しか改造スロットを消費しない所も助かります。また、【Luck】に限り、ツールを使うことで【Modifier】を成長させることができます。

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【Haste】:ツールの採掘速度を速める
採掘のストレスが軽減されるため、作業用ツールに付けたい【Modifier】です。ツールによっては速くなりすぎて逆に不便になるかもしれませんが、付与は取り外しできないため注意して下さい。

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【Sharp】:与えるダメージを増加させる
こちらもシンプルに戦闘力を引き上げます。上記の【Luck】【Haste】にも言えることですが、累積型の【Modifier】は少しの素材を投じても恩恵を感じにくいです。改造スロットは規定の数値を超える度に消費されるため、必要な分だけ素材を消費しましょう。

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【Mending Moss】:経験値を吸収して少しずつ耐久力を回復
バニラの修繕とは若干異なる感覚で耐久力を少しずつ回復します。【Mending Moss】を作成するためには、専用アイテム【Ball of Moss】を持ち10レベル保持した状態で本棚を右クリックする必要があります。

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【Necrotic】:与えたダメージに応じてHPを回復
継戦能力を高める【Modifier】です。武器に付けることをお勧めします。付与に必要なアイテムはウィザースケルトンのドロップです。

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【Silktouch】:バニラのシルクタッチと同等
シルクタッチをこれ一つで確実に付与することができます。スポンジの素材特性にもシルクタッチの効果があるため、どちらを使うかは状況によります。

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【Soulbound】:死亡してもツールを保持できる
死亡時にツールをドロップしなくなります。貴重なネザースターを消費しますが、改造スロットは消費しません。

ちなみに、死亡してもアイテムを保持できる【Soulbound】という効果は他のModにも存在し、大抵の場合ツールや装備にエンチャントすることができます。多くのModpackで活用できるため覚えておきましょう。

次回は工業Modを本格的に開始する予定です。

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