【FTB Academy】#4 相棒を乾式製錬炉で鋳造する(前編)【Minecraft】

初心者に捧げるModpack【FTB Academy】を解説していきます。

_ (185)

前回は必須級のシステムModを解説し、その後Modの力で様変わりしたワールドを探索しました。今回は地下に潜って新鉱石を集め、今後終盤までお世話になる設備である乾式製錬炉を建造します。

地下を探索する

採掘レベルについて

Modpackでは、バニラの鉱石に加えてMod独自の鉱石が大量に追加されます。それぞれの鉱石には採掘レベル(Mining Level)が設定されており、採掘には相応のツルハシが必要になります。

_ (170)

画像は【FTB Academy】で入手できるブロックと、対応する採掘レベルの一例です。

【Mining Level : Stone】
木のツルハシ以上で採掘できるブロックで、石系ブロックの大半を占めます。序盤で作成可能なツルハシの中には採掘レベルが低いものが多いため、破壊するブロックには注意して下さい。

【Mining Level : Iron】
石のツルハシ以上で採掘できるブロックで、鉄鉱石をはじめとした基本となる鉱石はここに位置します。

【Mining Level : Diamond】
鉄のツルハシ以上で採掘できるブロックで、ダイヤモンドやエメラルドなど、上位の鉱物資源がここに位置します。【FTB Academy】の地上を採掘する分には鉄ツルハシがあれば大体の鉱石は回収できます。

【Mining Level : Obsidian】
ダイヤモンドのツルハシ以上で採掘できるブロックで、黒曜石やModで追加される最上位クラスの鉱石が位置します。

Mining Level : Cobalt
限られたMod製ツルハシでしか採掘できないブロックで、特に【Tinkers’ Construct】で追加される【Cobalt】【Ardit】を採掘するために必要です。これ以上の採掘レベルを要求されるブロックは他Modを見ても稀ですので、実質的な最強装備と言えるでしょう。

地下の新アイテム

_ (181)

早速地下探検に向かいたい所ですが、一つだけ便利アイテムを作成しておきましょう。この【Backpack】は、ランクに応じた追加インベントリを持つアイテムです。

_ (182)

【Backpack】を手に持って開くと、2列18スロット分のインベントリを開くことができます。バニラのシュルカーボックスと異なり、手持ちのまま開けるため便利です。

また、【Backpack】は専用キーを割り当てることで、ショートカットキー一発でインベントリを開けます。キー設定の項目にある【Open Backpack】から登録しておきましょう。

_ (183)

【Backpack】のような一部アイテムは、装飾品として専用の【Bauble】スロットに装備することも可能です。キャラクター右上のリングをクリックしてみましょう。

_ (184)

胴の位置に【Backpack】をセットできました。

Modpackでは、多くの場合【Simply Backpacks】のようなバックパックを追加するModが導入されています。JEIで”backpack”と検索すれば大抵ヒットするため、他のModpackを遊ぶ際は覚えておくと便利です。

_ (171)

準備が完了したところで地下に向かいましょう。クエストの達成には、バニラの鉱物資源と【Thermal Foundation】で追加される鉱石が必要です。

《和訳》
バニラと【Thermal Foundation】の鉱石を16個ずつ手に入れましょう。
【Ultimine】キー(デフォルトでは` 1キーの左)を押してブロックを採掘することで、周囲にある同じ種類のブロックを全て採掘できます。この機能は、ブロックを手動で全て採掘したかのようにツールの耐久力を消費します。

アイテムのタスクは受け入れられる全てのアイテムをスクロールします。タスクを完了するためには各タスクで求められるアイテムが計16個必要です。

一度十分な量の素材を確保したら、【Technology】タブにあるクエストとガイドを見ると良いでしょう。

※日本語入力ではデフォルトのキー設定を利用できないため、必ずキーを変更して下さい。

_ (172)

画像にあるツタのような植物は【Quark】によって追加された【Cave Roots】です。破壊すると確率で食料アイテムである【Cave Root】を落とします。余程不味いのか食べるのに時間がかかりますが、いざという時には破壊して確保しましょう。

_ (175)

【Cave Roots】には、稀に花が咲いているものがあります。こちらは染料の素材となる【Sprout】を確実にドロップします。【Sprout】も一応食べることもできますが、ほとんど腹にたまらない上に体が凄い色になるデメリットがあります。

_ (174)

【XL Food Mod】で追加される【Rock Salt】を発見しました。このブロックは地中の広い範囲に分布し、破壊することで得られる【Salt】は様々な料理の素材になります。

残念ながらクエストの管轄外ですので、破壊してもタスクは進みません。

_ (173)

次に【Copper Ore】を発見しました。銅鉱石は専ら地上の浅い場所に広く生成される鉱石で、精錬すると得られる銅は様々な金属部品の材料として使われます。ブランチマイニングでよく使われる高度であるY=11では出現しないことに注意して下さい。

_ (176)

何やら不穏な洞窟に出てきました。この洞窟は【Quark】で追加された地下バイオームの一種で、地下には他にも多数の特殊な洞窟が生成されています。Modpackでは初見の構造物に当たることも珍しくないため、楽しみつつも油断しないようにしましょう。

_ (177)

更に探索を進めて行くと、愉快なスケルトンに遭遇しました。
このモンスターは【Trumpet Skeleton】という名前で、手に持ったトランペットを吹いてこちらをノックバックさせてきます。弓矢が無い分ダメージは受けにくいですが、思わぬ場所に叩きこまれないよう気を付けて下さい。

_ (185)

今度はドラムを持ったゾンビを見つけました。【Instrumental Mobs】で追加されるモンスターは、それぞれ固有の楽器を所持しています。クエスト【Let’s Make a Band】を達成するためには、このモンスター達からドロップする楽器を入手する必要があります。

_ (180)

続いて、【Tin Ore】を発見しました。錫鉱石は銅鉱石よりも狭い範囲に高確率で生成される鉱石で、主に青銅や機械類の素材として使われます。

_ (178)

【Aluminum Ore】は、広い範囲で見つけることができる鉱石です。【FTB Academy】では【Aluminum Brass】を作成するために使用します。

_ (179)

この黒いネザークォーツ鉱石のようなブロックは【Actually Additions】の【Black Quartz Ore】です。やや浅い場所から岩盤近くまで広く分布します。これを精錬すると手に入る【Black Quartz】は【Actually Additions】の重要素材ですので、見つけ次第採掘しましょう。

_ (186)

【Astral Sorcery】のチュートリアルで使用した【Marble】には、相互互換として【Chisel】の【Marble】があります。魔術を先に進めたい方は大量に集めておくと良いでしょう。

_ (187)

【Lead Ore】は、地下の比較的深い位置に分布する鉱石です。鉛は主に蓄電池や電線といった電気関連のアイテムに使用されます。また、このModpackでは存在しませんが原子力発電でもよく要求されます。

_ (189)

【Silver Ore】も地下の深い所に分布する鉱石です。銀は正直なところ使用頻度が高くありませんが、一部機械やツールの材料になります。

_ (190)

【Nickel Ore】は更に深い位置にのみ分布する鉱石です。それ単体で使うことはあまりありませんが、鉄との合金である【Invar】は【Thermal Expansion】の機械をアップグレードするために要求されます。

_ (188)

探索の途中で、クエスト【Diggy Diggy Hole】を達成しました。報酬の【Stone Torch】は木材の代わりに丸石を使う松明で、通常の松明と同様に使うことができます。

_ (193)

ちなみに、岩盤すれすれまで深く掘り進むと、極稀に【Draconium Ore】を見つけることができます。このアイテムはエンドコンテンツである【Draconic Evolution】の攻略で大量に使うため、今は集めなくても大丈夫です。

Tinkers’ Constructを開始する

一通り地下探索を行ったことで、大量の鉱石を入手しました。バニラであればかまどに鉱石を投入して精錬を行いますが、それをModpackで行うのは余りにも勿体ないです。今回は工業Modの醍醐味である鉱石倍化を開始するため、【Tinkers’ Construct】のクエストを進めましょう。

ちなみに、【Tinkers’ Construct】には日本語wikiがあります。当記事で書ききれない部分までかなり詳しく説明されているため、一度は目を通しておくことを強く推奨します。

ツール作成セット一式

_ (194)

【Tinkers’ Construct】とは、強力なツールを自作する要素と金属を融解・鋳造する乾式製錬炉等を追加するModです。Modpackにおいてはツール制作や金属加工を担うことが多く、序盤から中盤にかけての要として機能します。

《和訳》
【Tinkers’ Construct】のツールは非常に特殊です。このModのツールは壊れた時に消滅するのではなく、修繕するまで使えない状態でインベントリに残り続けます。また、ツールにはエンチャントのように機能する【trait】と【modifier】が存在しますが、これらの付与には経験値の代わりに特定の素材を使用します。更に、新しいツールを作り直すことなくツールのパーツを取り換えることも可能です!

このModがどのように機能するかの情報を知るために、ガイド【Tinkers’ Construct】のページにある【Making Tools】の章を読んで下さい。(情報を知るために)【Materials and You】も読むことができます。

_ (195)

最初に、作業台を単体クラフトして【Crafting Station】を作りましょう。

_ (196)

この作業台には、隣接したインベントリを参照して直接アクセスできる機能と、セットしたアイテムを保持する機能があります。特に後者は機械のレシピを保持しながら中間素材を作る、といったことができるため便利です。3つくらい作成して拠点に置いておきましょう。

_ (197)

次に、【Blank Pattern】を作成します。これは後述するツールパーツの作成に必要な他、次に作る作業台の材料にもなります。ゲーム全体を通して1スタックもあれば十分に足りるはずです。

_ (198)

続いて【Tool Station】【Stancil Table】【Pattern Chest】【Part Builder】を作成します。全ての材料が原木から作成できるため、最序盤から【Tinkers’ Construct】を遊べます。

_ (199)

ちなみに、このModpackでは【Quark】によってチェストのアナザーレシピが登録されています。コストは変わりませんが作成の手間が大幅に簡略化されているため、チェストの量産に便利です。

_ (200)

クエストを達成すると、追加の【Blank Pattern】と【Materials and You】が報酬として入手できます。ありがたく貰っておきましょう。

_ (201)

【Materials and You】は【Tinkers’ Construct】の取扱説明書です。各素材の効果やツールの性能、設備の作り方まで詳しく説明されています。有難いことに日本語対応しているため、英語が苦手な方は言語設定を変更して確認して下さい。

_ (202)

作成した作業台類を設置する場合は、【Pattern ChestParts Builder】【Stencil Tableに隣接させるように設置し、【Crafting Stationを含めた他のブロックが繋がるように設置して下さい。

こうすることで、各作業台のGUI上部にタブが表示され、直接別の作業台を参照できるようになります。説明がよく分からない方は、とりあえず画像の通りにブロックを設置すれば便利、と考えれば大丈夫です。

初めてのツール作成

_ (211)

それでは早速ツールを作成していきましょう。
今回作成するツールは、クエスト画面に表示されている【Wooden Pickaxe】です。クエストではどのツルハシを作成しても達成できるため、実際にプレイする際はもっと有用な素材でツールを作成して下さい。

《和訳》
【Tinkers’ Construct】のツルハシは速い段階で作成するのが得策です。何故なら、【Tinkers’ Construct】のツールは使用する度に経験値が入り、経験値は今後更に【Modifier】を付与するために使われるからです。

【Tinkers’ Construct】のツルハシを作成するために、いずれかの素材で【Pickaxe Head】【Tool Rod】【Tool Binding】を作成し(どのように作成するかを見るためにはガイドを読んでください)、【Tool Station】で組み合わせて下さい。

このクエストではどのパーツの組み合わせのツルハシであっても受け付けられます。

_ (203)

先ずは【Stancil Table】で【Blank Pattern】を加工し、ツールパーツの型を取りましょう。左側で作成したいパーツパターンをクリックし、中央右側のスロットから取り出せば完成です。

【Pattern Chest】が隣接している場合、右側に【Pattern Chest】のインベントリが表示されるため直接保管できます。パーツ作成に型自体は消費されないため、各1枚ずつ作成すれば十分です。

_ (204)

次に、黄色の枠に【Pattern】を、赤い枠に素材をセットして各パーツを作成します。こちらも【Pattern Chest】が隣接している場合、左側のGUIから型を直接指定できて便利です。

_ (205)

パーツの作成に消費する素材の量はパーツによって異なります。例えば【Pickaxe Head】であれば2個分の素材を消費します。作成時に端数が出た場合は【Shard】という形で副産物が生産され、素材0.5個分として再利用できます。

_ (206)

最後に、作成したパーツを組み合わせてツルハシを完成させましょう。ツールの組み立ては、左のスロットから組み上げたいツールを選択して、中央のスロットにパーツを置くことで完成します。

_ (207)

ツールが完成し、クエストを完了しました。これからどんどんカスタマイズして、自分だけのツールを強化していきましょう。

_ (212)

作成したツールは、しばらく使っていると耐久力が尽きて破損します。この状態ではまともに使うことができなくなるため、修繕する必要があります。

_ (213)

修繕方法は二種類あります。一つ目の方法は【Tool Station】【Tool Forge】でツールと素材を組み合わせる方法です。新たに作成するよりもずっと安いコストで修繕することができますが、修繕には【Tool Station】か【Tool Forge】が必要です。

_ (214)
_ (215)

二つ目の方法は、専用アイテム【Sharpening Kit】を作成してツールとクラフトする方法です。こちらは【Tool Station】を要求しないため、主に出先での修繕に向きます。

乾式製錬炉の建造

_ (208)

今回は最後に、金属を鋳造するための乾式製錬炉を建造します。

《和訳》
乾式製錬炉は金属製のツールパーツ・ブロック・インゴット・そして様々なアイテムを作成するために金属を融かすことを可能にします。【Material and You】またはガイドを読んで、どのように乾式製錬炉が機能するか理解して下さい。

これらのブロックは9個の内部インベントリを持つ乾式製錬炉を建造するために要求されます。このタスクを完了するためには、18個の【Seared Bricks】全てを同一タイミングでインベントリ内に所持する必要があります。

_ (209)
_ (210)

最初に用意するアイテムは、【Grout】です。これを精錬することで、クエストに要求されているアイテムの中間素材である【Seared Brick】になります。このModpackでは粘土が地下にも生成されるため、見つけ次第一括破壊で集めておきましょう。

クエスト達成に必要な最低個数は104個ですが、多少多めに用意しても大丈夫です。

_ (216)

【Seared Brick】が集まったら、要求されたアイテムを作成していきます。

_ (217)

ちなみに、クエストでは出てきませんでしたが【Casting Basin】も乾式製錬炉に組み込むことができます。こちらは金属ブロックの鋳造限定ですが、金属を大量に精錬したい時に便利です。

_ (218)

クエスト【Hot Stuff】を達成しました。

_ (219)

続いて、作成したブロックとクエストの報酬を使って、乾式製錬炉を構築していきます。乾式製錬炉は画像のようなタンク状の構造を基本として、以下のような構築ルールが存在します。

底面は【Seared Bricks】のような【Seared】系ブロックである
②【Smeltery Controller】は乾式製錬炉一台につき一つだけ側面にある
③【Seared Tank】【Seared Window】【Seared Gauge】といった、燃料を保持するブロックがいずれか一つ以上側面にある
④乾式製錬炉の内部にはいかなるブロックも設置されていない

また、側面には液体の搬出入のために【Seared Drain】と【Seared Faucet】を設置することができます。【Seared Faucetの真下には、液体金属の受け皿となる【Casting Table】か【Casting Basinも必要です。

乾式製錬炉を構築できる条件が整っていた場合【Smeltery Controller】にが灯ります。

次回は乾式製錬炉の使い方の説明と、ツールの詳しい解説を行う予定です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました