今回は、Mod別の防具性能について検証してみたいと思います。
Modパック【Stoneblock2】には工業・魔術を問わず多種多様なModが導入されています。それらの中にはもちろん、防具を追加するModも多数含まれています。
しかしながらあまりにも多くの防具があると、どのModの防具がどれだけ強いのか分かりません。
そこで、今回は【Stoneblock2】に存在する防具を集め、防御性能にどのような違いがあるのか検証します。
検証方法
今回の検証には、比較のために3種類の近接武器を用意しました。
右側にはバニラで入手できる最強装備として、【SharpnessⅤ】をエンチャントしたダイヤ剣を用意しました。攻撃力は10で、装備なしであれば約ハート5個分のダメージを与えます。
中央には【Tinkers’ Construct 2】の武器代表として、ネザークォーツを三段階目まで積んだ【Manyullyn Cleaver】を用意しました。攻撃力は23.49で、装備なしであれば約ハート11.5個のダメージを与えます。
左側には【Draconic Evolution】の代表として、強化を【Draconic】Tierまで積んだ【Draconic Stuff of Power】を用意しました。攻撃力は105で、装備なしであれば約ハート52.5個のダメージを与えます。
以上の武器を【Mechanical User】に合計3回使用させ、プレイヤーに与えたダメージの平均によって検証を行います。また、Minecraftのバージョンは1.12.2、Stoneblock2のバージョンは1.13.0です。
結果と考察
結果は以下の通りになりました。
最初に、この表は少々数値がずれている可能性があるため、あくまで参考程度であることをご了承ください。
この表の中で個人的に気になる点は、【Draconic Stuff of Power】のダメージに極端な振れ幅があることです。英語版Minecraft Wikiの記述を見て頂けると分かりやすいと思いますが、これは、簡単に言うと「ダメージが極端に大きい場合に防具の防御性能が激減する」ことに原因があります。
一例としてバニラのダイヤ防具一式を挙げて説明します。
ダイヤ装備一式の性能は【Armor 20・Armor Toughness 8】です。この装備で攻撃力105の【Draconic Stuff of Power】の一撃を受けたとき、ダメージは2段階の計算を経て軽減がなされます。
一段階目は、【Armor/5】と【Armor-ダメージ/(2+Toughness/4)】の高い方が採用されます。この時注意しなければならないのは、「ダメージが極端に高いとToughnessの値が使用されない」ということです。ダイヤ防具であれば、ハート32個以上のダメージからはArmorの値のみが参照されます。通常であれば机上の空論ともいえるダメージでも、Modパックでは稀に出てくることがあります。
この場合は、値4が採用されます。
二段階目は、先程の数値と固定値20の低い方が採用されます。このため、どれだけArmorを高めても、鎧によって軽減できる“素の”軽減割合は80%で頭打ちになります。ここでは最終的な軽減率は16%となり、残った84%のダメージであるハート44個分が最終ダメージとなります。
この表の中には、【ProjectE】の【Gem Armor】を始めとして軽減率80%以上の装備が複数存在します。これは、上記の軽減にはエンチャント等の補正が含まれていないためです。そのため、強敵と闘う際には単純な数値に囚われない防具選びが重要になってきます。
まとめ
上記の考察を含めて、要点を三つまとめます。
- 強敵と戦闘する際は【Armor Toughness】よりも【Armor】を優先した方がダメージを軽減できる時がある。
- 【Armor】の値を1増やすよりも、エンチャント等の補正をかけたほうが軽減しやすい。
- 【Draconic Evolution】の防具を始めとする最高級の防具を除いた場合、【Emeradic Crystal】<【Magma】<【Terrasteel】<【Flux Infused】装備の順に強い。
以上になります。
コメント
MODパックの日本語解説として、とても分かりやすい解説と検証で助かっています。